三角西港 ~完全な形で現存する明治時代の港~

三角西港は、宮城県の野蒜港、福井県の三国港と並ぶ明治三大築港の一つ。明治政府から派遣されたオランダ人水理工師ムルドルが「こここそ天然の良港」と絶賛、彼の設計により明治17年から明治20年(1887)にかけて築港された。120年以上を経た今も当時の姿をとどめているのは、三大築港の中でこの三角西港だけであり、756mにおよぶ石積埠頭と水路は平成14年に国の重要文化財に指定され、平成27年7月、世界文化遺産に登録されました。

 

三角西港観光ガイド                                  三角西港の事をもっと詳しく教えてほしい! と思われる方は、ぜひ、事前にガイドの予約をされていらしてください。                                              ●ガイド料金 2,000円                                        ●お申込み先 JR三角駅観光案内所 (10日前まで)                      ●TEL・FAX 0964-53-0010                                                       ●案内所営業時間 9:30~16:30                                                                                 ●案内所休日 月曜日(祝祭日の場合は翌日)・年末年始

 

 

 

浦島屋

明治時代の三角の旅館。明治26年7月22日、文豪、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が長崎の帰途立ち寄り「夏の日の夢」と題する紀行文の舞台としました。
明治38年に解体され、大連に運ばれ姿を消していましたが、平成5年、当時の写真をもとに復元されました。

 

 

龍驤館

大正7年に明治天皇ご即位50周年記念に建てられた洋館。明治5年政府に献じた軍艦「龍驤」で、明治天皇が三角浦に1泊されたことにちなんで名づけられました。もともとは浦島屋の跡地。(国・有形文化財)

 

 

 

旧高田回漕店

明治20年代に建てられた、荷役・乗客を扱う回船問屋。三角西港の繁栄時の面影を残す港湾施設として、平成11年に修復されました。(宇城市有形文化財)

 

 

 

旧三角海運倉庫・築港記念館(オランダカフェ)

三角西港が最も繁栄した頃、埠頭に面して数多く並んでいた倉庫の一つ。土蔵造りの頑丈なつくりは当時の繁栄を偲ばせる重要な建物である。平成11年、海側にテラスを設けたレストランに改造。昼のまばゆいばかりの海、また、夕陽を眺めながら味わうコーヒーは、時が経つのも忘れさせてくれます。

 

 

九州海技学院(旧宇土郡役所)

明治35年に宇土郡役所として建築された擬洋風の建物。内部は床が板張りで、壁と天井は漆喰塗りとなっている。上部の周り縁や天井面の装飾、窓の上下の開閉などが、洋風の感じを盛り上げている。現在は全国でも唯一の、海技学院として、海の男達の教習所として利用されています。

 

 

法の館

赤レンガや緑に映える黒い鉄門、どこか懐かしいかおりがする木造の建物。「法の館」とよばれるかつての簡易裁判所です。明治23年に別の場所で開庁しましたが、大正9年に現在の場所に移されました。当時は宇土郡、下益城郡、天草郡をも管轄する重要な中枢施設でした。今は、法の精神に触れ、法との関わりを考える法の歴史館として公開され、重要資料展示室や子供法廷などがあります。

 

 

ムルドルハウス

三角西港の設計、築港をになったオランダ人技師ムルドルの名前にちなんでつけられた物産館。三角の伝統工芸品や農産、海産物などの特産品がずらりと並びます。